2014年06月25日


労働基準法の法改正


年次有給休暇の出勤率に関係する改正です。基本書には改正点として掲載されていますが、とても解りにくい改正です。
出勤率=(出勤した日)/(全労働日)の計算における、分母と分子の日数の考え方です。
従来、出勤したとみなす日、として、4種類ありました。
     @業務上の傷病のための休業日
     A産前産後休業の日
     B育児休業・介護休業の日
     C年次有給休暇取得日
また、全労働日より除外する日としても4種類の日
     @使用者の責めに帰すべき事由による休業日
     A正当な争議行為で働かなかった日
     B所定休日に労働した日
     C代替休日を取得して終日出勤しなかった日

労働日というのは「労働義務にある日」ですので、労働日より除外する日は「労働義務のない日」です。
ここまでは理解できますね。

変更になったのは、

出勤したとみなす日に「労働者の責めに帰すべき事由とはいえない不就労日」(ただし「不可抗力による休業日」「使用者側に起因する経営、管理上の障害による休業日」「正当な争議行為で働かなかった日」は除く)
が追加になっています。

全労働日より除外する日、に「不可抗力による休業日」が追加、また「使用者の責めに帰すべき事由による休業日」の表現が「使用者側に起因する経営、管理上の障害による休業日」に変更になっています。

結果、
出勤したとみなす日、として、5種類になりました。
     @業務上の傷病のための休業日
     A産前産後休業の日
     B育児休業・介護休業の日
     C年次有給休暇取得日
     D労働者の責めに帰すべき事由とはいえない不就労日
       (ただし、全労働日より除外する日の@〜Bは除く)
全労働日より除外する日としても5種類になりました。
     @不可抗力による休業日
     A使用者側に起因する経営、管理上の障害による休業日
     B正当な争議行為で働かなかった日
     C所定休日に労働した日
     D代替休日を取得して終日出勤しなかった日

ややこしいですね。

これは、法改正ではなく、平成25年7月に出された「年次有給休暇算定の基礎となる全労働日の取扱いについて」という通達による変更です。解釈の変更です。

「年次有給休暇算定の基礎となる全労働日の取扱いについて」

1 年次有給休暇算定の基礎となる全労働日の日数は就業規則その他によって定められた所定休日を除いた日をいい、各労働者の職種が異なること等により異なることもあり得る。
したがって、所定の休日に労働させた場合には、その日は、全労働日に含まれないものである。

2 労働者の責に帰すべき事由によるとはいえない不就労日は、3に該当する場合を除き、出勤率の算定に当たっては、出勤日数に算入すべきものとして全労働日に含まれるものとする。
例えば、裁判所の判決により解雇が無効と確定した場合や、労働委員会による救済命令を受けて会社が解雇の取消しを行った場合の解雇日から復職日までの不就労日のように、労働者が使用者から正当な理由なく就労を拒まれたために就労することができなかった日が考えられる。

3 労働者の責に帰すべき事由によるとはいえない不就労日であっても、次に掲げる日のように、当事者間の衡平等の観点から出勤日数に算入するのが相当でないものは、全労働日に含まれないものとする。
(一) 不可抗力による休業日
(二) 使用者側に起因する経営、管理上の障害による休業日
(三) 正当な同盟罷業その他正当な争議行為により労務の提供が全くなされなかった日

結局、
「労働者の責めに帰すべき事由とはいえない不就労日」(ただし「不可抗力による休業日」「使用者側に起因する経営、管理上の障害による休業日」「正当な争議行為で働かなかった日」は除く)
は、出勤したとみなす日であり、労働日であり、分母、分子どちらにも算入して、出勤率100%になるわけですね。

今日は、細かい法改正を書いてしまいましたが、受験生の方は今の時期は、基本ができてるかきっちり再確認することが大切です。基本がしっかりしていれば、法改正情報はすぐ理解できると思います。

ワールドカップも日本が去って、山場は超えた感じです。これからも毎日充実して勉強しましょう。






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