2014年12月07日


最新 法改正情報 労働契約法の特則


先日、就業規則を作っていました。


定年については、「定年60歳、再雇用制度を導入、定年後は1年更新の有期契約」という仕組みを導入しようとしていました。


「65歳までは希望者全員雇用ですよ」という話で進めていました。これは雇用確保措置(高年齢者雇用安定法)で義務付けられていますね。


ところが、社長さんが「いい人は70歳迄働いてほしい」と希望を言われました。


となると・・・。


労働契約法で引っ掛かりそうです。


労働契約法18条に無期転換申込み権の規定があります。


「5年を超える有期契約労働者は無期雇用に転換できる」つまり、更新を繰返して5年を超えると、期限の定めがない雇用契約(無期雇用者)になる、という条文です。


定年前の無期雇用者は定年で雇用は終わりますが、定年を超えた無期雇用者は(法律的には)死ぬまで働ける、という状態になるわけです。ですから、更新は4回までと歯止めが必要なのですね。


従って、この法律では60歳定年の場合、再雇用時に1年更新契約とすると、65歳までしか働けないということになります。


70歳まで雇いたいというのもわかるし、変な法律やな、と思っていました。




ところが、ここで「専門的知識等を有する有期雇用労働者等に関する特別措置法 」というのが平成26年11月28日に公布されました。施行は平成27年4月1日です。


内容は労働契約法18条、無期転換申込み権の特例として、「一定の期間内に完了することが予定されている業務に従事する高度な専門的知識、技術又は経験を有する有期契約労働者」と「定年後引き続いて雇用される有期契約労働者」の2種類の労働者は5年で無期転換申込み権は発生しない、というものです。


前者の「一定の期間内に完了する・・・」については10年、後者の「定年後引き続いて・・」の労働者は「雇用されている期間」発生しないとの内容です。


これでOK。60歳定年であとは1年更新の制度を導入しても70歳まで勤務可能で、問題は無くなりました。


しかし、1週間前に公布された法律を適用することになるとは思いませんでした。


これも来年度の試験の法改正の一つですね。



(おまけ)頭を柔らかくするなぞなぞ

問題は「Q:私を呼ぶと、私は返事をしたときにいなくなります。私は誰でしょう?」


答えは

 ・

 ・

 ・

 ・



「沈黙」です。


少し不思議な感じのするナゾナゾです。「ライフ・イズ・ビューティフル」というイタリア映画のなかにありました。


受験生の方も音のない世界を想像してみてください。音は沈黙の世界があるから、存在するのです。

2014年11月24日


超速 7回読み勉強法


東大首席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法
という本を読みました。

山口真由さん、東大を主席で卒業し、在学中に司法試験、国家公務員試験に合格したという女性の書かれた本です。

7回読みとは何かを説明しますね。以下は本からの抜粋です。

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「頭の中の真っ白なノート」に本の内容を丸ごと1冊写し取るイメージ、で読む

○さらさら読んで数を打つ!必勝の読書法「7回読み」

300ページ程度の本は1回30分程度で読む。

7回読みの各回の間は、それほど時間を空けないで読む。理想は1日以内,平均1週間以内。

○どんなテキストを選べばいいか?

・最も大切なのは網羅性。なぜなら1冊しか読まないから、その1冊が不十分だと知識に「抜け」ができるから。

・「図」が多い本には要注意→チャートや図の多い本は「わかったような気になる」から

○「7回読み」なら「山張りなし」でも大丈夫

・「山張り」は悲劇のもと→「7回読み」を行うと、すべての範囲に何度も接触するので「逆ヤマ」に対して手も足も出ないという悲劇に遭遇しなくて済む。

・重要ポイントは必ず長めに書いてある、従って

・要点をつかもうとしなくていい→長く書いてあることは、当然長く読むことになる→7回読む間に要点は必ず浮かび上がる。

○「7回読み」はこうして進めよう

・最初の3回は「輪郭線」作りの作業、4回目以降で、絵が出来上がってくる

 1回目 「見出し」を頭の中のノートに写し取る感覚
 2回目 「こんな話がこういう順番で書いてある」を把握する
 3回目  2回目とほぼ同じ
 4回目  文章中のキーワードを意識して読む。「頻出語」「詳しく書いてある」と感じるだけでいい
 5回目  キーワードの説明を意識する 段落の要旨がわかってくる
 6回目  細かい点まで読む 頭の中のノートにだいたい本が写し取られる
 7回目  写し取られた内容の確認
 
「全体像→内容→細部の順番に意識を向けそれを徐々に鮮明にしていこう」

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という内容です。いかがですか。

300ページの本を1回 30分で読む(流し読みですね。)これを7回繰り返す。1冊に集中するというのはいいことです。

社労士の勉強にも使える可能性はありますね。面白そうです。

社労士の基本書は1000ページ程度ですから、3冊分として、3週間で基本書のインプット完了です。

かなり勉強する訓練と習慣が身についている著者ですから、誰でもが効率的にできる勉強方法ではないかもしれません。

こういう勉強法もあるという程度でいいと思います。

勉強法は人それぞれです。






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